真珠養殖場①

2015年06月12日

念願の真珠の養殖場へ行ってきました。
場所は長崎県壱岐。日本でトップクラスの上村真珠養殖場。
ほとんどの養殖場は稚貝を買って育てるところだけですが受精から稚貝を作り出すのは実はこの養殖場だけ。

真珠養殖場①

理由は純日本製のアコヤ貝から無調色の優れた真珠を作り出すこと。現在日本の養殖場のアコヤ貝は中国製。病気に強く育てやすいからだそうです。

真珠養殖場①

稚貝の食用のプランクトン。
餌のプランクトンから作り出します。
この近辺の海水を使うことが後々適応しやすくするためです。それもここだけ。

真珠養殖場①

これで放置しておけば真珠ができるわけではありません。
貝の掃除が必要です。

真珠養殖場①

掃除とは?総勢10人ぐらいで作業します。拡大すると

真珠養殖場①

電動の研磨機で表面の海水や生物を削り取ります。特に小さなエビ類が大敵だそうです。アコヤ貝の肉を食べてしまうそうです。
1年に数回貝の掃除が必要です。

真珠養殖場①

いよいよ核入れ前のアコヤ貝。どぶ貝の核とアコヤ貝の外とう膜をアコヤ貝の中に入れてやります。
写真は女房ですが3個ほど失敗していました。
ここで達人25人が腕を競って核入れをしています。

真珠養殖場①

腕を競うとはこの核入れによってテリのあるまん丸の美しい真珠ができるかどうか、かなり影響があるからです。
そして養殖中、1〜25番まで番号で管理され誰の核入れ真珠が良い真珠か?評価されるそうです。
全員で切磋琢磨し続けるワケですね。

真珠養殖場①

核入れが終わって2ヶ月ほど水槽で養生されます。
ヒトで言えば手術を受けたばかりの状態ですから。
この後海中で2年沈めて、核にカルシウムなどを巻かせて真珠層を作り出すわけです。
その間定期的に先ほどの掃除を繰り返して管理をします。また台風などの災害に備えなければいけません。
これだけの手間をかけても宝石としての真珠はわずかなのです。

真珠養殖場①
「こだわりある」「純日本製の真珠」づくりを目指し続ける上村村社長と。

真珠養殖の全てを見せて下さりありがとうございました。
私たちも真珠に対する認識が多分に変わりましたし、それをお客様にお伝えしたいと思います。

②では採取された真珠の選定を紹介します。





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