喜ばれる贈り物、喜ばれない贈り物
今回は喜ばれる贈り物についてちょっと考えたいと思います。
物を贈ることばかりにとらわれ肝心な真心の気持ちが全く伝わらないようではいけません。その方に本当にふさわしいか、必要としているか、嫌な気持ちにさせることはないか、という思いやりを持って最終決定することで、双方にとって気持ちの良い贈り物となることでしょう。
喜んでもらいたくて選んだプレゼントのはずなのに、相手を困らせてしまう…それでは自分も相手も悲しいですよね。困る、といっても様々な理由があります。ギフトにおいては「相手ではなく自分主体で選んでしまう」ことが最も大きな要因かもしれません。ギフトというのは贈る相手がもちろん主役です。結婚のお祝いを贈る、誕生日のお祝いを贈る、新築のお祝いを贈る………。相手にとっての節目や行事などにあわせて贈るものです。そしてそれらにふさわしいであろうものを考え、選んでいくものです。つまりこの前提を大きく覆していなければ、基本的には困らせるようなことはないはずなのです。
困らせるギフトを贈ってしまう人というのは、別に嫌がらせをしているわけではありません。そういう人たちの共通点としては、思い込みが激しいこと、やや自己中心的であることが考えられます。自分が好きだからきっと相手も好きだろうと思ってギフトを選んだり。悪気があるわけではないのですが、相手の本当の気持ちや実用性などを優先せず、自分の思いを優先してしまうというところが、相手を困らせてしまう大きな原因となりえます。
最近2件ほど掛け時計について考えさせられました。
りっぱな豪邸を新築されたお客様が壁掛け時計を見に来店されました。
「新築お祝いでいくつか掛け時計を頂いたんだけどね」
「困ってるんだよ」
後日お宅へ伺って少々驚きました。りっぱな部屋に到底似合わない時計が取り付けられているではありませんか。
「頂いたものだからしかたなく、ね」
この場合は恐らく
「予算重視」。お世辞にもセンスがいいと思えないような安っぽさ。これが“相手の本当の気持ちや実用性などを優先せず、自分の思いを優先してしまうというところが、相手を困らせてしまう大きな原因となりえます。”
もう1件はレストラン。店構えがりっぱな飛騨牛のレストラン。
今までどんな時計がかかっていたのか私は知りませんがこの度新調していただきました。
レストランの待ち合い兼売店コーナーです。
待ち合いというのは
①さあこれから美味しい料理を食べる、という期待の場所。
②空腹でちょっとイライラするする、場所。
そこでちょっと楽しい時計があったら良い、というのがオーナーの考えでした。
ご予算も大切ですが、永年使っていただく物については慎重に考えた方がよろしいかと思います。当店へぜひご相談下さいませ。
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担当:代表取締役 林 泰弘
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